2021年03月23日 16:47

凸版印刷は、サントリー酒類と共同開発した「飲食用フェイスシールド」の小売業向け卸売り販売を3月24日から開始する。

「飲食用フェイスシールド」は、スーパーコンピュータ「富岳」を用いた理化学研究所による研究成果を基に、凸版印刷、サントリー酒類が共同開発し、誰でも製造できるよう設計情報をオープンデータとして2020年12月8日に公開した。今回、さらなる普及・社会実装に向けて「飲食用フェイスシールド」を、小売業向けに卸売り販売を開始。より入手しやすい環境を提供する。本取り組みは、Society5.0の時代に強く求められる「富岳」を活用した科学的知見をもとに、企業が実効性ある対策を実施するものであり、凸版印刷、サントリー酒類、理研の三者が力をあわせて新型コロナウイルス感染症の克服に貢献する。

「飲食用フェイスシールド」は、メガネ型にすることで、誰でも直感的に装着可能。飲食時はワンタッチで口元のシールド部分を開閉可能だ。「富岳」による検証結果を踏まえた、お椀型のシールド構造となっている。なお、本フェイスシールドは感染を100%防ぐものではない。換気、手指の消毒、距離の確保などの、十分な感染予防対策が必要となる。

小売業への卸売り販売については、申請期間中に、応募事務局から取り扱い条件を確認し、申請する。卸売販売の最低販売数量は、500個以上。

申請期間は、3月24日~4月6日。

フェイスシールド卸売応募事務局