花王は、4月10日に改良新発売する衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO（ゼロ）」（4品）で、100%再生プラスチック（ポリエチレンテレフタレート＜PET＞）を使用したボトルを採用する。

プラスチック循環社会の実現に向けて、これまでに展開しているさまざまなアプローチに加えて、日本におけるプラスチック包装容器への再生プラスチックの活用を本格化。2025年までに使用量の多い国内日用品のPET素材のボトルを、すべて100%再生PETに変更していく。なお、4月3日に改良新発売する食器用洗剤「キュキュット Clear（クリア）泡スプレー」（3品）にも100%再生プラスチックのボトルを採用する。

プラスチックは、内容物の保存性の高さや効率的な運搬が可能といった機能を持つことから、包装容器に多く使われ生活を支えてきた。一方、昨今では、海洋プラスチックのように使用後に廃棄された「プラスチックごみ」が社会課題となっており、花王では、商品設計の最初の段階からESG視点を念頭においた技術開発を進めている。海外で展開している一部商品で再生プラスチックを使用してきたが、日本の包装容器における本格的な活用は今回が初めてとなる。

花王グループはこれまでに展開しているさまざまなアプローチに加えて、日本におけるプラスチック包装容器への再生プラスチックの活用を本格化することで、プラスチック循環社会の実現をめざしていく。