2021年03月11日 17:21

福島民報社、神戸新聞社、熊本日日新聞社は、地方紙の持つ防災情報を全国に発信していく共同プロジェクトとして、地元を長年取材し蓄積した防災記事でつくられたお土産袋「おみやげ防災」を配布する。

「おみやげ防災」は各震災時に得られた防災知見を全国に発信するべく、被災地を一番近くで取材してきた地元新聞社が集めた記事で構成したおみやげ袋を配布し、全国に広げる取り組み。この度、福島では、東日本大震災が発生した3月11日、JR福島駅にて配布された。神戸では、阪神・淡路大震災が発生した1月17日に、三宮駅や神戸空港をはじめとした神戸を象徴する場所で配布。さらに、熊本では、熊本地震が発生した4月14日に各地方の象徴的な場所でも、各地方の防災知見を集めたおみやげ袋の配布を行っていく予定。

3月11日に福島で配布するおみやげ袋には、東日本大震災や記録的豪雨を経験した福島民報社が「水害対策方法」をテーマに、被災した人々の実体験に基づいたエピソードから考える防災方法や、津波の避難方法を啓蒙する「津波てんでんこ」などの情報を掲載。

また、1月17日に神戸で配布したおみやげ袋には、阪神・淡路大震災を経験した神戸新聞から在宅時の避難方法を紹介。さらに、4月14日には熊本地震を経験した熊本日日新聞から避難所での生活方法を紹介する予定。紙袋の記事データはこちら