2021年02月26日 16:03

2月18日、世田谷区の埋もれた公共空きスペースを、クリエーティブディレクター鷲頭マコトさん(4D inc.)が様々なクリエーターと共にアート系カフェに大改造。地域住民の新たなライフスタイルと働き手の生産性をブランディングする。

ことの始まりは、作業所内で使うワークウエアを鷲頭さんがデザインした繋がりから、施設長とスタッフの悩みの種であった空きスペースの再利用の話を相談されたこと。その後、プロジェクトとして実現化。世田谷区世田谷区立福祉作業所内の一角に、2箇所手付かずの状態になっていた空きスペースを、11月18日、カフェとしてオープン。好評につき、今年の2月18日に2店舗目をオープンした。

2店舗目BA-WAは、良い「場と輪」を提供するスペースをコンセプトに、昨年に福祉作業所の施設が200m先の新施設に引越しすることになり、建物全部が空きスペースになった為、コンテンツ含めた空間デザインに至った。1号店との違いは、廃材をいかしたりと施設利用者に黒板塗料で壁塗りを積極的に参加してもらい、ニューヨークにありそうなDIYカフェの雰囲気としたこと。また設備としてコワーキングスペースなど地域相互利用によりフォーカスを絞った。

2階部分は子供のための「ひみつきち」を、世田谷区の児童待機問題の緩和も視野に入れて鷲頭さんがプロデュース。使用している家具や道具は廃材や倒木、古い着物生地など活用し、子供の感性を掻き立てる空間に変身させた。