2021年02月12日 10:05

カタリバは、震災復興10年の節目となる3月11日、子どもたちのためのオンライン広場「カタリバオンライン」において、全国の子どもたちと一緒に防災・減災を考える特別プログラム「防災と命の授業」を実施する。

認定特定非営利活動法人カタリバは、どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPO。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいる。

特別プログラム「防災と命の授業」の講師に迎えるのは、大きな犠牲を生んだ旧大川小学校の伝承事業に携わっている女川第一中学校元教諭の佐藤敏郎さん。自身も旧大川小学校を襲った津波で当時12歳の子どもを亡くした。佐藤さんは震災遺構としての工事が進む旧大川小学校の校庭から、あの時何が起こったのか、あの時から今までどんな歩みがあったのか、そして私たちにはなにができるのかを語りかける。震災を知らない・覚えていない子どもたちが多い今だからこそ、子どもたちにとって防災の意識をより「自分ごと化」していくための、未来に向けた防災の授業を届ける。なお、この授業は、カタリバが運営する学習支援プラットフォーム「カタリバオンライン」の特別プログラムとして実施する。

日時は3月11日、第1部10時~11時、第2部14時30分~15時。環境はweb会議システム「zoom」を利用しオンライン開催。

申し込みはこちら(学校や個人は3月8日まで)