2021年02月09日 19:02

バカンと大阪府泉大津市は2月12日、災害発生時における避難所の混雑情報配信に関する協定を締結する。現在対象となる市内の避難所は計64カ所で、配信はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を通じて行われ、インターネット上で確認ができる。なお、VACANの導入は今回が大阪府初となる。

本協定では、泉大津市が災害発生時に避難所を開設する際、バカンが避難所のリアルタイム混雑情報配信を行うインターネットサービスを提供する。現在対象となる避難所は計64カ所。配信は、バカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」を利用して行われる。 VACANには、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」という機能があり、避難する人はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、各避難所の位置や混み具合を確認することができる。混み具合の情報は、各避難所の職員がインターネット上の管理画面から操作することで更新する。表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階となる。

今回の取り組みは、今後いつ起こるかわからない災害への備えとして、避難する人や遠方に住む家族が混雑状況を簡単にスマホなどから確認できるようにし、分散避難を考慮して行動できる環境づくりを図るものとなる。