2021年02月08日 18:12

小杉湯は、「小杉湯」WEBサイトのリニューアルに伴い、小杉湯編集部を発足した。2月6日(風呂の日)、同編集部が運営する「小杉湯」WEBサイト内メディア「ケの日のハレ」が開始する。2月6日より各SNS公式アカウントより編集部によるLIVE配信企画「つづけるために、はじめること」を予定している。

日常の連続に溶け込んだ、些細な幸せ。日常の範囲にある、ちょっとした贅沢。銭湯である「小杉湯」という環境が生み出しているのは「ケの日のハレ」だ。家にお風呂がない時代、住民は入浴のために銭湯へ足を運んだ。しかし、家にお風呂が当たり前にある現在、銭湯が衰退するのは必然。今、銭湯の捉え方はかつてとは大きく異なっている。入浴のためだけの銭湯が日常のものだとしたら、スーパー銭湯や温泉は非日常のもの。その中で、「小杉湯」が提供するのは「ケの日のハレ」、「日常の中の非日常」となる。繰り返される日々の合間に、ふと深呼吸をするように小杉湯を訪れる。ケの中にささやかなハレを感じ、またケに戻る。その積み重ねで、小杉湯に関わる人のそれぞれの物語が作られ、人同士が繋がりあい、時代と世代を超えた輪になっていく。

自分たちが大切なものを、自分たちで守っていく世界を作る。「小杉湯」のWEBサイトをリニューアルする過程で、関わる人たちによって生まれたその想いは三代目の平松佑介をも超え、小杉湯という文化財保護を目的とした編集部を形成した。