2021年01月29日 18:39

医薬品情報データベース Drug Intelligence Reinforce(R)️(DIR)の開発・研究および販売を手がけるデータインデックス(DIC)は、日本全国の20代~60代の男女4,000人超を対象に、「電子版お薬手帳へのニーズ調査」を実施した。

調査結果によると、現在電子版お薬手帳を使っている人は3割弱にとどまっていることが分かった。電子版お薬手帳を、使ったことは無いが知っている人も約4割にとどまり、低認知度が電子版お薬手帳の普及を妨げている主要因と考えられる。また、電子版お薬手帳を使っていない人で、使いたいと思っているのは、半数以下だった。理由としては、「紙で事足りる」からが挙げられており、紙のお薬手帳と差別化ができていないことも、普及を妨げている一因と考えられる。

調査結果から、現状の電子版お薬手帳に対する具体的な課題が示唆された。約半数が「薬の効能、副作用などの詳細情報」を調べる機能を求めており、普及のためには、「電子版だからこそ」の機能が求められていることが示唆された。

創業30年を迎えたDICでは現在、自社開発の医薬品情報データベース「Drug Intelligence Reinforce(DIR)」を全国約45,000の医療機関、調剤薬局に導入されている。スマートフォンの普及やペーパーレス化などに伴い、お薬手帳も電子化が進む中で、医薬品データベースの提供を通して、電子版お薬手帳の利便性向上に貢献したいとしている。