2021年01月28日 18:08

ENEOSホールディングス、ZMPおよびエニキャリは、東京都中央区佃・月島エリアにおいて自動宅配ロボットを活用したデリバリー実証実験を、2月8日~26日の間に実施する。

ENEOSは、2020年12月16日付で発表したZMPとエニキャリとそれぞれとの協業契約締結後、3社で実証実験に向けた準備を進めてきた。佃・月島エリアにおける実証実験のパートナー企業10社、10店舗の商品を対象顧客にデリバリーする。複数店舗の商品を自動宅配ロボットでデリバリーする取り組みは、国内初。また、自動宅配ロボットを使用することで、非接触型デリバリーを実現。この実証により、自動宅配ロボットを活用した独自の配送インフラ構築に向けて、ロボット自動走行に関する正確性・安全性や配送コスト、配達時間、注文フォームの簡便性などの技術的・ビジネス的課題の抽出に取り組む。

本実証で行う具体的な取り組みは、ENEOSとエニキャリで共同構築する受注・集荷・決済等のプラットフォームの運営と、対象となる住民からの受注、ロボットを活用した配送。ロボットの充電・デリバリー拠点として、東新エナジーの協力のもと、同社が運営するDr.Drive月島SSに、ZMP製の自動宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」を配備する。

3社は、本事業の技術的・ビジネス的課題を抽出し、2022年を目途に最適なシステム・ビジネス等の設計・構築を行い、安心・安全・低コストなデリバリーインフラの提供を目指す。