2021年01月28日 15:54

東京真珠は、2月1日、クリエイター向けに真珠のパーツを1つから販売するオンラインショップ「Pearl’s Backyard(パールズバックヤード)」を立ち上げる。

同社は1959年、創業者である小山竹三さんが、アコヤ真珠の輸出を主業とした会社を興したのが始まり。真珠輸出で築きあげた海外ジュエラーとのネットワークを背景に、当時高価な品物の代表であったダイヤモンドを輸入し、国内のジュエラーへ販売を開始した。現在でもアコヤ真珠とダイヤモンドは同社の主力商品となっている。

宝飾業界は非常に大きな変化の中にある。婚姻数の減少から、ウェディング関連の需要は年々少なくなってきた。若年層のアクセサリー離れも相まって、国内の需要は年々減少傾向にある。また、2020年から続く新型コロナウィルスの感染拡大により、インバウンドの需要も減少するなど非常に大きな影響があった。しかしながら、ライフスタイルの変化などからフリマアプリやECサイトを通じた個人のクリエイターによるハンドメイドアクセサリーの需要は高まっており、ニーズが多様化している。そうした変化をふまえ、同社では品質の高いアコヤ真珠、黒蝶真珠、白蝶真珠(ホワイト、ゴールド系)等を1つから購入できる会員制のオンラインショップ「Pearl’s Backyard」を立ち上げることにした。

同ショップは卸売価格での提供のため、事業者情報登録した会員限定のオンラインショップとなる。支払いはクレジットカードが利用可能。また、真珠の色や輝きはオンライン上では確認できないため、7日以内であれば返品可能だ。

Pearl’s Backyard