2021年01月22日 16:35

Mediabrands(メディアブランズ)は、15~74歳の2,400人を対象に「Media in MindTM 2020 デジタルメディア調査」を実施した。

本調査は、2005年から毎年実施しているメディアブランズ独自の生活者調査で、生活者のデジタルメディア利用において、どのような変化が起きているのか、毎年定点的にトラッキングしている。2020年度調査では、新型コロナウイルスの感染拡大が私たちの生活に急激な変化をもたらした今、生活者は新しい生活の中でどのように時間を使い、またどのように生活をデジタルシフトしているのかを聴取した。

調査によると、コロナ禍によって変化した新しい生活を気に入っている人は17%、自由時間が増えた人は25%。また、自由時間が増えたと感じている人ほど生活満足度も高いことが分かった。さらに、新しい生活で増えた時間は主に「テレビ視聴」や「動画視聴」などのメディア接触に使われていた。また若年層はソーシャルメディア、男性40代以上はマス/ウェブメディア、女性30代以上はメディアを伴わない生活行動(料理/睡眠など)に時間を使う傾向が見られた。

コロナ禍をきっかけに最もデジタルシフトした行動は、映画鑑賞/動画視聴。食品のオンライン購入、オンラインの出前サービス、キャッシュレス決済の利用などのデジタルシフトも進んでいた。くわえて、週に1回以上リモートワークを実施する人は新しい生活への満足度が高く、自由時間が増えた実感も強い。またこれらの人はメディア接触のデジタルシフトも進んでいるという結果になった。