2021年01月21日 19:05

京浜急行梅屋敷駅の高架下にあるインキュベーションセンター「KOCA」で、町工場とクリエーターによる新しい取組が始まった。

「遊具~遊び心をくすぐる~」をテーマに「ムソー工業×灰原千晶」「ハタノ製作所×金子未弥」「N&N×世界」の3チームがそれぞれアイデアを出し合って既存の枠組みにとらわれない新しい「遊具」を作り上げる。武蔵工業大学を原点として、創業70年になるムソー工業は「新型コロナによる7割以上の売上減少の現状に対して、顧客の新規獲得をしたい」という想いから、プロジェクトに参加することを決定した。2021年2月13日の成果発表を目標に、クリエーターと町工場が業界の枠を超えた協働の可能性を模索しながら挑戦する。

製造業の研究開発は経営が安定して余力がある時に行われることが多く、新型コロナの影響で先行きが不透明な現状では開発事業にストップがかかってしまう。新たな顧客獲得に向けた新規開拓営業に全社を挙げて取り組んでいきたいと考え参加を決めた。誰もが楽しく夢中になれる「遊具」を実現することで、今不安を感じている人たちに少しでも貢献することができれば、ムソー工業にとって明るい未来を切り開くきっかけになるのではないかと期待している。クリエーターの持つ発想力と、70年の歴史を持つ町工場の実現力をかけ合わせることで「明るい未来を切り開く遊具」の開発に挑戦する。

展示は、2月13日~21日、「KOCA」にて開催。入場は無料。