2021年01月20日 18:39

AI×IoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ・バカンは、神戸市が実施する市内での技術実証・実装を支援する「Be Smart KOBE」プロジェクトを通して、市内のトイレの空き情報をリアルタイムに配信する実証実験を開始する。

今回は、Withコロナ/Afterコロナにおける高い利便性と安心・安全性を兼ね備えた新たな都市づくりへのサービス活用を目的とし、多目的/多機能トイレの空き状況をAI/IoTツールを用いてリアルタイムに配信する。加えて、トイレの空き情報を施設管理者のHP上から確認できるようにすることで、利用者がどこにいてもスマートフォンなどを用いて正確な空き情報を得られる環境を整備する。

コロナ禍において人との接触や移動が制限される中、感染予防の観点から施設における3密を避けることが課題となっている。そんな中、トイレは事前に混雑の有無の確認が難しく、行くまで満空が分からないため、混みによる密のリスクがあった。施設管理者も、これまで使用状況を正確に把握することが困難だったことで、清掃や備品補充などのオペレーションの効率化・最適化に課題があった。今回の取組によりトイレのDX化を進めることで、利用者と管理者の双方にとって快適なトイレ環境の整備を目指す。

実施期間は、令和3年1月19日(火)~令和3年2月末まで(予定)。対象施設は、三宮・北野・元町・ハーバーランド周辺地区で多目的/多機能トイレを保有する施設。