2021年01月19日 16:13

スタジオサイタマは、「和竿」を中心とした事業「WAZAO-IPPON(ワザオイッポン)」を立ち上げ、オンラインストアをオープンする。
和竿とは、主に竹を素材とし、絹糸や漆をあしらうことで機能的かつ美術的な装飾を兼ね備えた日本独自の釣竿。昨今はグラスファイバーやカーボンロッドの普及に伴い需要が減少傾向にあるが、100%自然由来の素材を活用した釣りのスタイルや竹ならではの釣り味は、今もなお多くのファンを魅了し続けている。
「WAZAO-IPPON」の使命は「釣りの新たな魅力発見のきっかけを作る」こと。昨今の釣具は新素材や仕掛けの進化に伴い、機能性・利便性が向上しており、釣るという行為を効率化する一方で、釣りそのものや自然と向き合う機会を削ぎ落とす側面もあるのではないかと考えた。そのことが本事業の始まりだ。このような背景に対して、「WAZAO-IPPON」は日本の伝統的な釣具「和竿」を提案。「和竿」を通じて、釣りの持つ魅力を広げることに挑戦していく。
1月15日にオープンするストアは、業界では珍しい和竿のみを取り扱う店舗。販売する和竿は山野和竿店の山野正幸さん監修の元、厳選した商品を選定している。取り扱う和竿はいずれも国内産の竹を使用し、職人の確かな技術で生み出された和竿を揃えた。また、既製品の和竿の販売のみならず、自宅の和竿修理やオーダーメイドによる好みの竿の製作のほか、素材販売の要望にも対応する。今後は新しい和竿商品の製造や関連アイテムの追加など、商品ラインナップ拡充予定だ。