2021年01月18日 18:09

オリンパスは、光学拡大機能付き大腸ビデオスコープ「CF-XZ1200 L/I」を、2021年1月21日(木)から日本国内で発売する。本製品は、従来製品の最大拡大倍率95倍を上回る135倍の光学ズームを搭載しており、より高倍率の拡大観察によって、大腸病変の高精細な診断をサポートする。

大腸がんは、国内がん死亡数第2 位・罹患数第 1位と、近年増加傾向にある。一方、大腸がんは早期段階で発見された場合 90%以上が完治すると報告されており、内視鏡検査による早期発見・治療が重要。大腸がんなどの病変の詳細を観察するには微細な血管や粘膜の模様を観察する必要があり、高倍率での観察が重要となる。

本製品は最大135倍の拡大観察が可能で、粘膜の表面を高精細に観察することができ、より確実かつ効率的な診断をサポートする。加えて、より優れたユーザビリティを追求した、新たな操作部「ErgoGrip」を搭載した。軽量化に加え、アングルノブ設計・スコープスイッチ形状・ボタン位置などを見直すことで、術者にとって操作性の向上・検査時のストレス低減に貢献する。

なお、本製品は2020年7月に日本国内で発売した内視鏡システム「EVIS X1」シリーズのスコープラインアップのひとつ。同社は、本製品をはじめとした、独自技術の実現により、世界中の内視鏡医のサポートを行い、患者の負担軽減と内視鏡診断・治療の質的向上を目指す。