2021年01月18日 16:46

企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックは、21卒学生を対象にした「新型コロナウイルスに関するアンケート」(回答者数210名(内、就職活動を継続中の学生105名)/2021年1月4日-6日実施)についての結果を発表した。
まず、新型コロナウイルスの影響により、志望業界や業種を変えたか質問したところ、約3割の学生が「変えた」と回答した。就職活動中、新型コロナウイルス感染拡大が企業や社会に与えた影響を目の当たりにし、自身の志望している業界や業種を見直したと考えられる。
次に、新型コロナウイルスの影響により、企業選びで重視するようになったことがあるかを質問したところ、「企業の将来性があるか」が27.7%で最多だった。これは、2020年9月に実施した”内定先に関する21卒学生アンケート”の入社企業の決め手のなかで、「将来性がある」と答えた割合が5.0%と低かったことと対照的な結果となっている。コロナ禍において学生は企業の業績悪化の報道を目にすることが増え、withコロナ、afterコロナでも生き残れる企業かどうか、学生は見極めていると考えられる。
この結果について、同社常務取締役の近藤さんは「今年の学生の特徴として、多くの大学でオンライン講義が実施され、自宅を中心に活動をしているため、自己管理や基本的なPC操作の技術が高く、在宅勤務にもすぐ適応できると感じる。企業側が、こういった学生側の強みを理解した採用・教育をしていく必要がある」と述べた。