2021年01月15日 17:01

中田工芸は、2020年春に役目を終えたばかりの歌舞伎座の檜舞台を使用したハンガーを販売する。
日本が誇る伝統芸能でありユネスコ無形文化遺産でもある歌舞伎。その中心地であり東京の名所でもある歌舞伎座では、現在の第五期歌舞伎座開場(2013年4月)以来多くの歌舞伎俳優によって名舞台が演じられてきた。中田工芸は、松竹及び歌舞伎座の「舞台としての役割を終えた檜材を活かしたい」という想いに賛同し、この歌舞伎座の檜舞台の檜板からハンガーを製作した。大舞台を支えてきた檜板は2020年4月の張り替えにより舞台板としての役割を終えて、中田工芸の技術でこのハンガーに生まれ変わる。
ハンガーの正面には歌舞伎独特の化粧である「隈取」を施した。数々の名舞台が繰り広げられた檜舞台は、大掛かりなセットも組まれ、傷や釘の打ち込みの跡が残っている。それらもあえてハンガーの木部に残し、歌舞伎の舞台の記憶が感じられる唯一無二のハンガーを製作・販売する。
価格は、「歌舞伎座/檜舞台/和装ハンガー」2万2000円、「歌舞伎座/檜舞台/ベルトハンガー」3300円、「歌舞伎座/檜舞台/ジャケットハンガー」5500円(税込)。販売予定日は1月14日より順次。販売場所は、NAKATA HANGERオンラインショップおよび青山ショールーム(数量限定につき1人各種1点まで)。