2020年12月09日 12:06

クラッソーネは、昨今、空き家問題の原因である「どう対応したらよいかわからない」という課題解決を目的として、戸建て住宅の利活用に関する相談先や活用事例が一覧でわかる「空き家活用マップ」を発表した。

同社が4月に全国展開した新サービス「くらそうね」は、解体工事領域で、全国約1300社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス。特徴としては、最短1分で複数社のおすすめ工事会社を表示する。施主に対し工事会社を直接紹介することで、工事会社の多重下請け構造を解消し、施工費のコストダウンが可能だ。

総務省が2019年9月30日に発表した平成30年住宅・土地統計調査によれば、全国の空き家数は848万戸、全住宅に占める空き家の割合は13.6%となり、過去最高となっている。同社は「空き家問題」を解決する一手として、空き家所有者だけでなく、高齢者だけで住んでいる住宅など「空き家予備群」の所有者やその親族などを対象とした、空き家活用の選択肢が一覧でわかる「空き家活用マップ」を作成した。

「空き家活用マップ」では、縦軸で、建物を利活用する(「建物を活かす」)場合と、建物を解体して土地を利活用する(「建物を解体する」)場合の2つに分け、横軸で、流通性が高い場合に「売る」か「貸す」か、流通性が低い場合に「売る・貸す・無償譲渡」という3つの手段に分類した。さらに、戸建て住宅の利活用に関する相談先や活用事例を、11のカテゴリに分け、主なサービスをマッピングした。

空き家活用マップ