2020年11月04日 12:14

三信商事は、内藤とうがらしプロジェクトと連携し、江戸東京野菜に認定されている「内藤とうがらし」の普及を促進する取り組みをスタートする。

内藤とうがらしは、江戸時代の宿場町、内藤新宿で育てられた野菜のひとつ。やがて新宿宿場の繁栄の中で畑がなくなり、新宿から唐辛子の栽培がなくなった。それから約400年経ち、2010年に内藤とうがらしプロジェクトが発足。長い眠りから目覚め、内藤とうがらしが現代に復活し、2013年には伝統の江戸東京野菜に認定された。

新型コロナウィルスの影響により、外国人観光客が姿を消し、夜の街のイメージが強い歌舞伎町には、ほとんど人が立ち寄らない時期が続いた。そんな中、長い間新宿を拠点にビジネスを展開する同社は「新宿を盛り上げる」という強い想いの中、成田重行さんがプロジェクトリーダーである内藤とうがらしプロジェクトと出会い、双方の想いが一致し、少しずつ取り組みを進行。同社が管理するビルの屋上で、4月から成田さんの支援の元、内藤とうがらしを栽培し、無事10月に収穫をする事ができた。

また、新宿のまちをめぐりながら、地域の歴史や文化などを楽しむことができる情報発信拠点として、新宿歌舞伎町にある同社が運営するTrattoria Pizzeria Bar FAVETTA内に、「スタジオ104 at FAVETTA」を9月30日にオープンしている。今後は、さらに栽培する場所を増やし、同社が運営する店舗でも、内藤とうがらしを使用したメニュー開発を積極的に進めていく。

Trattoria Pizzeria Bar FAVETTA