2020年11月02日 17:09

青森県五所川原市とトラストバンクは、11月2日、青森三大ねぶた祭のひとつ「五所川原立佞武多(たちねぷた)」の山車を題材にした絵画を、ふるさと納税のお礼の品として申し込みの受け付けを開始した。お礼の品は、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」限定で掲載する。

お礼の品は、約130万人が訪れる青森三大ねぶた「立佞武多祭り」の超大型山車を制作している立佞武多制作者が一点一点、丹精込めて書き上げた絵画。通常、山車の製作は丸一年かかる。祭りが終わるとその秋には翌年の構成案が練られ、骨組み、紙貼り、色塗りと数々の工程を経て、ようやく次の夏に高さ23m、重さ19tもの迫力ある威容がビルの上から顔を出し、五所川原の夜道を煌々と照らし練り歩く。

そんな五所川原の象徴の「立佞武多」が今年はコロナ禍で日の目を見ることができず、制作途中で断念していた。しかし「五所川原を元気にしたい」「来年こそは開催させたい」「全国の皆さんにまた見に来て欲しい」との想いから職人が約1~2カ月かけて絵画を描き上げ、ふるさと納税で全国に届けることになった。

題材は、平成最後の立佞武多「稽古照今・神武天皇、金の鵄を得る」。込められた想いは「いにしえを見つめ直し、生かしながら初心に帰り、新しい時代に向かう象徴」。コロナ禍で中止となった立佞武多祭りの伝統を守り続けるべく、今だからこそ五所川原市から日本中に、絵画となって「立佞武多祭り」を届ける。詳しくはこちら