2020年10月28日 18:32

glafit(グラフィット)は、原動機付自転車と自転車との切り替えを認められ「新機構をつけたglafitバイクの電源をOFFにし、ナンバープレートを覆った時は道路交通法上、普通自転車として取扱い」されることとなった。これは、2019年10月17日に認定された新技術等実証制度(いわゆる規制のサンドボックス制度)を用いて、2019年11月から行ってきた実証実験を経て認められたもの。

glafitバイクGFR-01は、現行規制では原動機付自転車と区分されるため、いかなる場合でも通行できるのは車道のみとなる。実証実験では、参加者の約80%が、ペダル走行時のglafitバイクを自転車相当として、自転車専用道や自転車通行可の歩道の走行等を認める、規制緩和をすべきと回答。

法規上の観点、取り締まりの観点等についての当局の懸念や考え方等を理解し、今回の実証で行った検証を含め、普通自転車と取り扱ってもらうために必要な内容を提案し、現行法令の解釈として認められることとなった。

2021年初夏を目途に機構単体の販売モデルの製品開発を進め、販売前に警察庁が改めて確認した上で、各都道府県警に対して通達を発出してもらう形で運用が開始される。現在販売しているGFRモデルに後付けできるように機構単体の開発を進めるとともに、機構単体の完成後は、同社が製造販売するハイブリッドバイク(ペダル付きの原動機付自転車)は、機構を付したモデルも製造していく予定。