2020年10月27日 17:25

住生活情報サービスを提供するLIFULL(ライフル)は、新型コロナウイルス感染症の中期的な「住みたい街ランキング」への影響を明らかにするべく「LIFULL HOME’S」に掲載された物件のうち、実際の問合せ数から算出した「LIFULL HOME’S コロナ禍での買って住みたい街ランキング」を発表した。

それによると、コロナ禍での買って住みたい街ランキング1位は都営地下鉄大江戸線の「勝どき」となった。2020年2月に発表した2019年の年間調査においても1位となっており、「勝どき」人気はコロナ禍においても陰りが見えないことが調査によって明らかになった。

2位以下も2位「白金高輪」、3位「三鷹」、7位「中目黒」、9位「目黒」など、いずれも都心・近郊の人気エリアが順当に上位に登場しており、新型コロナの影響にほぼ関わりなく物件を都心近くで探している状況にあることが分かる。これは、賃貸物件を探しているユーザーとは大きく異なり、一度物件を購入してしまうと簡単には買い替えをすることができないという購入ユーザー特有の心理が働いているものと推察される。

このように賃貸ユーザーと購入ユーザーとでは住み替えに関してのハードルの高さの違いから、5ヶ月間の「LIFULL HOME’S」掲載物件の問合せ数データから分かる購入ユーザーの意向として、賃貸ユーザーのような郊外化の意向はまだはっきり見られないと考えることができる。「1都9県」拡大版はこちら