2020年09月07日 13:01

ディスカヴァー・トゥエンティワンは、8月28日、「才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10の思考法」を刊行した。
本書は、編集工学研究所を設立し、「千夜千冊」の連載、6万部を突破した「知の編集工学」(朝日新聞社刊)の著者としても有名な松岡正剛さんの教えをもとにした1冊。「編集工学」とは、編集の仕組みを明らかにすることを通じてそのプロセスをアップデートし、人々や社会の力として応用していこうという方法論。見慣れた光景から一歩外に出て、ちょっとした冒険に出かけるような気持ちで、「編集」の世界を楽しめる。本書は、誰の中にも潜んでいる「編集力」を目覚めさせることで、個人の、そして集団の才能を解放することを目指している。
自分の奥に眠る才能に触れるためには、わたしたちを取り囲む固定観念の層をほぐしていく必要がある。世界と自分の関係を柔らかく結びなおすように、これまでとは違うものの見方をしてみる。本書で提案するのは、編集工学の世界と自分を結びなおすアプローチだ。
著者の安藤昭子さんは、編集工学研究所・専務取締役。出版社で書籍編集や事業開発に従事した後、「イシス編集学校」にて松岡正剛さんに師事、「編集」の意味を大幅に捉え直す。これがきっかけとなり、2010年に編集工学研究所に入社。企業の人材開発や理念・ヴィジョン設計、教育プログラム開発や大学図書館改編など、多領域にわたる課題解決や価値創造の方法を「編集工学」を用いて開発・支援している。
価格は1800円(税抜)。