2020年09月01日 14:37

レールダルメディカルジャパンは、9月1日、東北大学クリニカル・スキルスラボ、仙台市消防局救急課と産学連携事業として共同開発した救急隊員向けシミュレーションプログラム「プロスト」を全国発売する。

救急現場活動時間の短縮は常に救急の重要な課題。そのために救急隊員は個別のスキルの習熟を目的としたタスクトレーニングだけではなく、特定の状況を想定したシミュレーショントレーニングを少しずつ繰り返し行うのが有効とされている。しかし日々の救急活動を行いながら指導者を手配してシミュレーション学習に取り組むのは容易ではない。

「プロスト」は、救急隊が判断に迷いやすい症例、特に内科的疾患や複合的要因による疾患の訓練により、傷病者を観察する時の病態評価能力を高め、アセスメントに基づく病院選定と早期搬送による救急活動時間短縮と臨床推論能力の向上を目指すプログラムだ。「プロスト」なら経験値の高い指導者がいなくても、救急隊員同士の少人数で、いつでも手軽に隙間時間にシミュレーション学習に取り組める。

トレーニングの対象は救命士や救急隊員で、指導者役1人と受講者3人(最少人数4名)。あらかじめ設定されたシナリオに沿って出動準備から、救急活動、判断・処置・特定行為、収容依頼のシミュレーションを行い、終了後に全員で振り返る。シナリオは豊富で合計30種類を用意。現在はCOVID-19のシナリオ開発も進めている。

提供コースは、「プロスト オンラインコース(半日)」9万円、「プロスト 基本コース(1日)」35万円、「プロスト コミコミコース(1日)」45万円(すべて税抜)。

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