2020年08月31日 18:07

新型コロナウイルス感染症世界的流行する最中、Shandong ThinkLab Biotechnology Co., Ltd.,は、新型コロナウイルス感染症IgM/IgG抗体検査キット(金コロイド法)の開発に成功。欧州連合のCE認証を取得した。また、中国商務部の海外標準認証も得られ、医療物資生産企業リストにも登録された。

人間が最初に新型コロナウイルスに感染すると、免疫系がウイルスを防御し、特異的な抗体が作られる。IgM抗体は通常3~7日目で生成され、数日後にIgG抗体が出現して上昇。IgM抗体の持続期間は比較的短く、主に急性感染期にみられるが、 IgG抗体は一般に過去の感染を示唆し、IgG抗体価の上昇が進行性であれば最近に感染したことが考えられる。本キットはIgM + IgGの複合検査により、早期、中期、後期の各期をカバーでき、各期の感染者を正確に発見できる。

特徴としては、血液使用量が少なく、20μLの検体のみ(血清、血漿、または末梢血も可)、 取扱が簡単で、妊娠検査薬や血糖試験紙に似ていて、いつでもモニターできる、検査時間が短く、全過程は10分以内で結果を出せる、IgMとIgGの両方を測定することで陰性か早期感染か感染後期かを判断できることなど。結果は正確で、多くの医療機関でのPCR検査の結果との高い符合率を有している。

現在同社では本抗体検査キットの日本国内での体外診断用医薬品の許認可取得準備を行っている。価格は1キット(1キット製品のみ採血針付)3,636円(税別)+ 送料~。詳しくはこちら