2020年08月31日 17:54

Sigma-SAR研究所は、合成開口レーダー(SAR)のデータ解析ができるクラウドサービス「SSCP:Sigma-SAR Cloud Platform Ver1.1」(SSCP)を、8月31日月曜日にリリースした。

SARデータの解析結果からは、地震や土砂災害等の防災・減災はもとより、道路や橋梁、建築物などのインフラ監視や、農作物の生育管理など有用な情報が得られる。しかし一般的に、SARデータの画像化や解析には高度で特殊な解析ソフトウェアが必要で、さらに解析結果の解釈・分析には高い専門性が要求されるため、SARの利活用には大きなパラダイムシフトが望まれており、画期的なアプリケーションが長らく期待されてきた。

そこで合同会社Sigma-SAR研究所では、地球観測衛星データの中でも扱いが難しいとされるこのSARデータに特化し、簡単な操作のみでデータ解析ができるクラウドサービスを開発。管理に手間やコストがかかる重い衛星データもクラウド上で管理され、CPUを消費する解析処理も出力結果管理もすべてクラウド上で行われるので、手持ちのPCやスマートフォンで手軽にデータ解析・結果閲覧ができる。

SSCPはサブスクリプションタイプのクラウドサービスで、解析したい衛星データのアップロード、解析パラメータの設定、解析結果の閲覧など、操作は全て手持ちのブラウザで行うことができる。解析作業が必要な期間・実行回数・ストレージ容量の料金しかかからないので、手軽に利用することが可能。詳しくはこちら