2020年08月31日 10:18

3rdcompassとANA Cargoは、9月1日より、生産者と消費者を航空輸送で結び付けるサービス「江戸乃市(エドノイチ)」(β版)を全国47空港に拡大した。
3rdcompassが展開する「エドノイチ」は、7月より生産者が「空輸」を手間なく利用し、時間と距離の垣根を取り除き、鮮度の高い食材に問題無いが規格外認定商品等をWEB掲載し消費者に直接届けるマッチングプラットフォームとして運営をスタート。これまで羽田空港を到着地として、稚内・鹿児島の2空港を発送拠点とした展開を行ってきた。
今回の離島などを含めた全国47空港の拡大は、ANA Cargoとの実証実験の中で、事業運営上、要となる物流スキームの一つ一つに問題点がなかったことに加え、各地方の生産者から今後の「エドノイチ」の展開に対し、利用希望問合せ件数増加に伴い実現した。生産者は空港カウンターに注文個数の食材(商品)を持っていくだけで購入者の手元に問題なく届けることが可能。都内及び近県(神奈川県・埼玉県・千葉県)では、例えば生産者の手元を「午後」に離れた食材が「翌日午前中」に配達可能となる恒常的な仕組みも実証できた。
全国47空港への拡大に伴い、より生産者の人に気軽にエドノイチを利用してもらうため、生産者向けにシステム利用料無料キャンペーンを実施。通常の販売手数料は、1商品あたり「売上金の20%+システム利用料」としているが、12月31日までの期間限定でシステム利用料を無料とする。