2020年08月28日 19:03

大和ハウスグループのフレームワークスとMUJINは、産業用ロボットを用いた倉庫自動化ソリューション事業の協業を目的として業務提携契約を締結した。

本提携を受けて、MUJINが企画・販売を推進する小売業向け「知能パレタイズ(積み付け)ロボット+AGV自動化ソリューションパッケージ」に組み込むWCSを、フレームワークスがOEM供給。これは従来は技術的に不可能であった、過酷な積み付け工程を自動化できるソリューションで、標準化により圧倒的なコストパフォーマンスを実現する。

物流センター内の工程の多くは未だ人手によるオペレーションによって支えられており、労働人口の減少・人手不足の深刻化が進んでいく中で、以前より省人化・自動化のニーズが叫ばれていた。また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う構造的な物流の変化により、物流センター内で動く商品のSKU(最小管理単位)や個数に大きな変動が発生。一部の物流センターでは、深刻な人手不足と急変・急増した業務により、センター運用がままならない状況が発生している。

今回の業務提携を通して、従来より物流・製造現場において多くの知能ロボットによる自動化実現の実績のあるMUJINと、物流業界の知見に加えて物流ロボットコントロールの知見を有する、業界でも数少ないプレーヤーであるフレームワークスは、両者の強みを融合させ、こうした劇的な社会の変化を支えていく。