2020年08月27日 17:23

アパレルウェブが運営する会員組織アパレルウェブイノベーションラボ(AIL)は、フリマアプリユーザーにおけるファッション二次流通(フリマアプリ)に対する意識調査を実施した。

企業側の意識調査によると、37社中28社が「フリマアプリによる自社サービス(一次流通)への影響がある」と回答。また、ネガティブ、ポジティブ両軸の印象を聞いた結果では、ポジティブに受け止めている企業が多く、23社が「サステナビリティの側面でポジティブに受け止めている」と返答した。

「フリマアプリ上で初めて知ったブランドがあるか?」という問いに対しては47.5%が「ある」と回答。さらに、「フリマアプリで初めて購入したブランドがあるか?」という問いに対しては50.7%が「ある」と回答している。特に若年層では「ある」と回答した割合が多くなっており、10代で63.0%、20代で58.2%という結果だった。これらの質問から、フリマアプリユーザーは、知らないブランドをフリマアプリを通して知り、購入まで行っているということがわかった。

知らないブランドをフリマアプリ内で購入したことがあるユーザーに対して、その後の行動について聞いてみた結果「そのブランドの店舗に足を運んだ」が18.1%、「WEBでそのブランドの新品を確認した」が51.4%だった。若年層では「そのブランドの店舗に足を運んだ」と回答した割合が他の年代より高く、10代で35.3%、20代で22.8%という結果に。フリマアプリがブランドや商品を知るきっかけを作りだし、さらには新しい顧客を生み出しているという事が分かった。