2020年08月26日 17:21

「Play fashion!」をミッションに掲げるアダストリアは、倉敷紡績(クラボウ)が有する抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」を用いて、新素材「UDR(z)」(ユーディーアールジィー)をクラボウと共同開発した。今後アダストリアの各ブランドにて、「UDR(z)」を使用したアイテムを発売する予定。

UDR(z)は、サステナブル原料を用いた抗菌・抗ウイルス機能素材。アダストリアの独自企画素材の中から、環境への負荷低減やリサイクルなどサステナブルな視点で吟味し「オーガニックコットン」「持続可能な農法で生産されたコットンUSA」「リサイクルポリエステル綿混」の3種のサステナブル原料をピックアップ。クラボウの抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」を用いて抗菌・抗ウイルス機能をプラスし、それぞれ「UDR(z)Organic」「UDR(z)USA」「UDR(z)ECO」として完成させた。

昨今の衛生意識の高まりや、洗濯の生乾き、汗による不快なニオイといった悩み、ファッション業界が持つ衣料品廃棄や衣料品の生産過程における環境負荷など、様々な社会課題に向き合い、今回の共同開発にいたった。

アダストリアでは、昨年発表した多機能素材「WOOLLY TEC(ウーリーテック)」の開発など、自社の生産機能を活用した独自素材の開発と商品化に力を入れている。今後も、環境への配慮などの社会課題と向き合うとともに、利用者の悩みも解決する素材開発を目指していく。詳しくはこちら