2020年08月20日 17:25

マネーフォワードは、バックオフィスSaaS」マネーフォワード クラウド」内で、取引関係書類を電子保存するストレージサービス「マネーフォワード クラウドBox」の提供を開始する。
現行の電子帳簿保存法は、電子データとして受領した請求書に対して、受領者がタイムスタンプを付与する、または、改ざん防止等のための事務処理規程を制定して運用することを保存要件として定めている。一方で、多くの中小企業ではこの要件に対応することが難しく、電子保存が普及していない現状がある。こうした中、10月から改正電子帳簿保存法が施行され、保存要件が緩和されることになった。
「マネーフォワード クラウドBox」は、電子帳簿保存法の要件を満たして、領収証や請求書などの取引関係書類を電子化し、クラウド上で保管ができるサービス。10月の改正電子帳簿保存法施行に合わせて9月下旬に提供開始予定だ。本サービスと「マネーフォワード クラウド請求書」を連携することで、「マネーフォワード クラウド請求書」を通じて受領した請求書や、「マネーフォワード クラウド請求書」を通じてメール又は郵送した請求書において、電子帳簿保存法の要件を満たした電子保存が可能になる。電子保存した請求書は、自動的に電子帳簿保存法の要件を満たすため、紙への印刷や原本での保管が不要だ。
「マネーフォワード クラウドBox」の料金は無料。サービス開始予定は9月下旬。