2020年08月18日 14:59

テクリコは、最先端のリハビリソフトウェア「リハまる2」をリリースした。

「リハまる」は2017年から関西医科大学との共同研究により開発したリハビリソフトウェア。VR(Virtual Reality)を応用したMR(Mixed Reality)技術を利用することで、脳血管疾患をはじめとした高次脳機能障害の患者に対してリハビリを楽しく実施することができる。MRは現実空間に仮想ホログラムを浮かび上がらせる技術であり、VRの仮想空間とは違いシースルーであるため、VR酔いもなく、より日常生活空間でのリハビリを可能とする。

現在まで、「リハまる」ではMicrosoft社のHoloLensを使用して実装してきたが、今回、HoloLensの最新HMDであるHoloLens2を使用した「リハまる2」として生まれ変わった。機器の重量バランスが改善され、帽子を被る感覚で装着感を感じないほどの快適さになり、負担が大幅に軽減した。また、視野角が倍程度になり、MR空間によるリハビリ実施時の没入感が向上。ハンドトラッキング(両手)が可能となり、オブジェクトを実際に指でつまんで移動させることが可能に。さらに、ヘッドトラッキングに加え、アイトラッキングが可能となり、より詳細なデータ収集やアイトラッキングを使用した操作が可能となる。「リハまる2」のリリースに伴い、デモ(Web/訪問)も実施する。

テクリコ