2020年08月17日 18:32

東芝インフラシステムズは、現在参加している大阪市高速電気軌道の実証実験で使用している次世代改札機の機能追加および処理性能の向上を行った。1台の改札機で顔・QRコード認証の両方式での運用が可能となり、マスク等着用時の顔認証精度が向上した。

本実証実験は、Osaka Metroが利用者の更なる利便性向上を目的に行っているもので、東芝インフラシステムズは、Osaka Metro長堀鶴見緑地線のドーム前千代崎駅にて実証実験開始当初より、顔照合技術を用いた改札機およびQRコード認証技術を用いた改札機の計2機を設置していた。この度、1台の改札機で、顔・QRコード認証のどちらのIDを使用しても判定を可能とした。さらに顔認証エンジンの更新により、コロナ禍で喫緊の課題であるマスクおよびメガネ・サングラス着用時の認証精度を18%向上させた。また、ソフトウェア設計の見直し等により通過処理速度が約40%向上し、ウォークスルー通行が可能となった。

東芝インフラシステムズ株式会社は、今後も本実証実験において、次世代改札機の機能・性能向上に努めていく。

実証実験は2019年12月10日~9月30日実施(予定)。内容は、 顔・QRコード認証による、改札入退場。次世代改札機設置駅は、Osaka Metro 長堀鶴見緑地線 ドーム前千代崎駅。対象はOsaka Metro社員モニタ(一般の利用者が参加することはできない)。