2020年08月17日 14:51

バイオームは、帯広畜産大学の研究者と共同で、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を用いた「全国ロードキル調査」を9月1日より実施する。

同社が提供する「Biome」は、日本国内のほぼ全種(約8万種)の動植物を収録している。見つけた生きものを写真で撮影するとAIがその生きものの名前を教えてくれる。それ以外にも、図鑑・地図・SNS・クエストなどいきものにまつわる様々な機能を備えており、誰でも無料で使用できる。

ロードキルとは車両と野生動物の接触により動物が死亡する事故のことで、交通インフラの発達とともに発生件数は増加している。しかし、大型動物との接触が大きな事故やニュースになる一方、小さな動物や市町村道等の小さな道路でのロードキルの多くは把握されていない。ロードキルのデータを蓄積することは、環境・暮らしの両方の観点から重要とされている。

そこで同社では、野生生物の保全・交通事故軽減のため、市民も活用できるビッグデータの収集システムを構築することを目的に、「Biome」を用いた「全国ロードキル調査」を実施。本調査では、レンジャーや研究者などロードキルに高い関心を持つ人から参加者を募り、アプリを通じてロードキルの画像、位置情報、状況などを投稿してもらうことで情報収集を図る。

期間は9月1日~2021年8月31日。

参加方法はこちら(PDF)