2020年08月17日 14:31

Fagri(ファグリ)は、会議室、家庭等の換気状況を可視化し、無料でクラウドにデータを蓄積するキットの作り方を示した「IoT換気モニタリングシステム作成講座」を8月14日にオンライン上で無料公開した。

換気は、新型コロナウイルス感染症を始めとした感染症予防の重要な要素の一つだが、可視化された定量的な数値に基づき換気を行っている事例は多くないかと思われる。本講座では、感染症予防に望ましいとされる換気の程度を、WHOや厚生省などの資料を参照しつつ定量的に示すとともに、RaspberryPi、Python、CO2センサーを活用し、換気状況を測定し、Google Spreadsheetに無料で記録する方法について解説する。

本講座で構築するシステムでは、一定時間ごとに換気状況(CO2濃度)をクラウドに記録することができる。また、多くの人に使ってもらうため、プログラミングの知識不要、電子工作不要、2万円以下で構築、といった特徴がある。一方で、プログラミングやRaspberry Piの初心者が「どのようにシステムが動いているか」、「どのようにシステムを使えばよいか」について腹落ちできるよう、初見であろう用語、技術、コマンド等は全て解説を行っている。

同講座の対象者は、自宅、飲食店、宿泊施設、オフィスなどで、換気状況を可視化し、感染症予防に役立てたい人、オフィスや自宅のCO2濃度を可視化、一定値以下に抑えることで「作業効率の向上」を測りたい人、施設内のCO2濃度を測定したい農家や農業愛好家の人など。

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