2020年08月11日 10:43

機能性野菜ナスコンソーシアム準備委員会は、8月6日、機能性野菜ナスの普及促進を目的とした「機能性野菜ナスコンソーシアム」を設立した。

本コンソーシアムは、農研機構生研支援センター革新的技術開発・緊急展開事業うち経営体強化プロジェクト「新規機能性成分によるナス高付加価値化のための機能性表示食品開発」(2017年度~2019年度、研究代表者:信州大学学術研究院農学系准教授 中村浩蔵)の研究成果の普及・活用を目指して発足し、産学官問わず幅広い機関、企業が参画している。

運営面では、中村准教授が会長を務める運営委員会がファシリテートを行い、定期総会を設ける他、会員間で意見交換する場を持つ。また、会員に対してナス機能性表示食品の届出サポートや、ナスに豊富に含まれる新規食品機能性成分であるコリンエステルの分析受託、機能性野菜ナスに関する共同研究・受託研究等のコーディネートを行い、機能性野菜としてのナスの普及に努める。すでに、本コンソーシアム事務局である信大発ベンチャー・ウェルナスが、ナス高機能化プロの成果を基に、ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)を機能性関与成分とするナスサプリメント「ウェルナスサプリ(届出番号F129)」の届出を完了(受理)。今後、生鮮ナスおよびナスを原料とする機能性表示食品が増えていくことが期待される。参画機関数は17機関(8月6日現在)で、今後も本コンソーシアムへの参加企業・機関は随時募っていく。

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