2020年07月22日 14:31

マガジンハウスは、「絵画で学ぶ経済の世界史-国境を越えた勇気と再生の物語-」を7月30日に刊行する。

本書の著者は、「会計の世界史」が大ヒットし、一躍注目を集めている公認会計士・田中靖浩さん。ビジネススクール、企業研修などで「笑いが起こる」講師として活躍する一方、落語家・講談師とのコラボイベントを展開するなど、幅広くポップに活躍中だ。

本書では、ルネサンス発祥となるイタリアから始まり、オランダ、フランス、イギリス、そして海を渡って新大陸まで、数々の名画を辿りながら、その背景にある「経済」という人々の営みに迫る。美術史で語られるルネサンスがペストによる経済危機からの再生でもあったこと、宗教画が今でいうパワーポイントのように伝えるツールとして利用されていたことなど、「美術」と「経済」に橋を架けると見えてくる非常に興味深い物語を詰め込んだ。名画に隠された人々の知恵、プライド、欲望などが垣間見られると同時に、歴史に埋もれたさまざまな経済活動の軌跡を軽妙な語り口で楽しめる一冊だ。

これまで美術に関心のなかった人も、経済に疎かった人も、「学び直し」の入り口におすすめ。美術館ではゆっくり見ることのできない名画も多数収録(ダ・ヴィンチ、ルーベンス、ルノアールから、約215億円で落札されたピカソの名画まで)している。

定価は1600円(税別)。発売日は7月30日。

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