2020年07月21日 17:27

アパレル・ファッション業界専門の転職支援サービス「クリーデンス」は、アパレル・ファッション業界の「新型コロナウイルスの流行前後での転職意向の変化」について調査した。それによると、新型コロナウイルス流行前後で、転職意向に変化があった人の割合は、11.7%と全体の約1割に留まった。また、新型コロナウイルスの流行をきっかけに転職を考え始めた人の割合は7.8%と、意外にも少ない結果となった。
転職意向がある人のうち、新型コロナウイルスの流行をきっかけに希望条件が変化し、「業種や職種・働き方を広げて考えるようになった」と回答した人は、40.6%。これは、アパレル・ファッション業界が置かれる状況が日々変化していることを背景に、今後のキャリアについて選択肢を広げて考えている人が増えたためと考えられる。
転職意向がある人のうち、実際にアクションを取った人の割合は52.3%を占め、半数以上が転職するために何かしらの行動を起こしていた。なかでも、「求人広告、転職サービスのウェブサイト、企業の採用情報などを見た」が39.5%と最も多い結果に。一方で、求人に応募した人の合計は、9.7%に留まり、情報収集をしている人が多い状態だと言える。
また、「その他」の回答には、語学や3DCADのスキルを習得するために勉強を始めたなど、今後の仕事に活かすための学びに関する回答が寄せられた。販売系職種では、店舗が休業になり時間ができたため、スキルアップに時間を費やす人が増えたと考えられる。詳しくはこちら。