2020年07月13日 15:47

日本介助犬協会は、7月26日、「オンライン介助犬相談会」を初開催する。

日本介助犬協会は、手や足に障がいのある人の日常動作をサポートする介助犬の育成を行っている。介助犬と暮らすことに興味がある肢体不自由者の人向けに、これまで定期的に「介助犬総合訓練センター」がある愛知県と本部事務所所在地である神奈川県で相談会を実施してきた。介助犬は実働頭数が少なく(必要としている人は1万5000人いるといわれているのに対し、4月現在全国で62ペア)、認知度が低いがゆえに、介助犬の使用者となりうる障がい者当事者にもまだまだ知られていない現状がある。この「相談会」は介助犬について理解を深めてもらい、介助犬との暮らしをより具体的に描いてもらうために極めて重要な場となっている。

しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて、2月以降相談会開催がストップ。体験会の対象となる肢体不自由者の人は基礎疾患を有するゆえに公共交通機関の利用や大人数が集まる場に出向くことについては最大限の配慮が必要であり、今後感染状況が改善しても当面は対面式の相談会は実施が難しいと予想される。そこで、普及が進んだクラウド会議システムを利用し、オンラインでの実施が決定した。

予定されている内容は「介助犬概要説明」、「介助動作デモンストレーション」、「個別相談(希望に応じて)」となっている。現時点で全国から5名程度の参加希望があり、家にいながらにして介助犬の情報を得られる場が設けられることとなる。

日時は7月26日13時30分~。対象者は、介助犬に興味がある肢体不自由者。

日本介助犬協会