2020年07月10日 18:26

玄光社より、「大塚康生画集『ルパン三世』と車と機関車と」が、2020年7月31日(金)に発売される。「乗り物メカを描かせたら右に出る者がいない」といわれる、アニメ界の巨匠・大塚康生さん。本書は、その原点を探る画集となる。

大塚さんは太平洋戦争末期、郷里で見た蒸気機関車に感銘を受け、スケッチを開始。その観察眼は躍動感あふれる作画を生み、日本アニメを黎明期から牽引。「ルパン三世 カリオストロの城」などの作品で、世界を驚かせる車の名場面を生み出した。さらにその膨大なメカニックの知識を生かし、模型の造型に協力。タミヤの人気製品「コミカルミニ四駆」の誕生に貢献した。

本書では、「『ルパン三世』とメカニック」「ミリタリービークル」「モデラー大塚康生」「機関車少年 大塚康生」の章立てにより、大塚さんのメカニック世界を紐解く。また、アニメ、模型界から大塚さんを慕う著名人より寄稿の色紙を掲載。「テレビシリーズ『ルパン三世』PART1」の誕生秘話や、大塚さんと親交のある著名人からの寄稿が掲載されている。SLや軍用車の研究、モデラー、アニメーターと、多方面に渡る大塚さんの業績を振り返る珠玉の一冊となっている。大型サイズ&全ページフルカラー印刷の豪華仕様。定価3,500円(税別)。

なお、本画集の刊行記念として、東京・神保町の書店、書泉グランデにて7月19日より「大塚康生フェア」を開催。本画集の特別先行販売が行われる予定。