2020年06月15日 18:58

オリックス不動産は、運営するすみだ水族館において進行中の大規模リニューアル後のオープン日を、2020年7月16日(木)に決定した。本リニューアルでは、新しい「クラゲエリア」に水盤型の新体感水槽「ビッグシャーレ」を設置するほか、飼育作業を公開する「アクアベース」が誕生する。

新体感水槽「ビッグシャーレ」は、日本最大級となる長径7メートルの水盤型クラゲ水槽。すみだ水族館で生まれた約500匹のミズクラゲを、水槽の上から観察することで、「海月(クラゲ)」の漢字の由来でもある「海中に浮かぶ月」のようなクラゲの姿を間近にみることができる。上部が解放された水槽は、色鮮やかな照明の演出により幻想的な空間となり、スロープを上ったガラス床のデッキでは、クラゲが集まる海の水面に立っているかのような没入感を味わうことができる。

また、飼育作業を公開するエリア「アクアベース」は、いきもののゴハンの準備を行う「キッチン」と、クラゲの飼育設備や繁殖活動を間近に観察できる「ラボ」で構成され、飼育スタッフとのコミュニケーションを通じて、いきものへの理解をより深められるエリアとなっている。

すみだ水族館では、クラゲの繁殖・研究を行うほか、アーティストとのコラボレーションやデジタル演出を取り入れた展示、飼育体験など、さまざまな手法でクラゲの魅力を発信してきた。これからも、新しい展示の手法を追求し、よりいきものに親しんでもらえる機会を提供していきたいとしている。