
ソノヴァ・ジャパンは、50~70代の働く男女400人に「働くシニアと聞こえに関するアンケート調査」を実施した。
まず、働くシニアが若手社員にどのようなイメージを持たれたいかを調査したところ、一番多かった回答は「物事を客観視できる人格者(41.5%)」となった。次いで「仕事についてなんでも知っている(36.0%)」が挙がっており、やはり年の功を感じてもらいたいと期待する人が多いよう。また「相談に乗ってもらいやすい(35.0%) 」、「周囲とのコミュニケーションを取るのが上手く頼りになる(34.5%)」といった項目も多くの回答を得ており、コミュニケーションが取りやすい関係性を望んでいる傾向にあることも分かった。
逆に若手社員に持たれたくないイメージについて調査すると、「話かけづらい(52.5%)」、「話が通じにくい(50.0%)」、「過去の経験や考え方に固執している(44.0%)」への回答が多くなっている。若手社員と話すことに抵抗があるかを質問してみたところ、80%以上が「ない」と回答する結果となった。さらに若手社員と話す際に求めることについて年齢別に調査したところ、全世代で最も多かったのが「分かりやすい言葉で話してほしい」だった。
また「大きな声ではっきりと話してほしい」、「ゆっくり話して欲しい」といった聞こえの変化による項目を選ぶシニアも一定数存在していた。実際に聴力の変化を感じているかどうかを伺ったところ、70代の約60%が聞こえづらさを感じており、聴力の変化によるストレスが、機嫌やむしゃくしゃに繋がることも少なからずあることが明らかになった。