
マイボイスコムは、4回目となる「NISA(少額投資非課税制度)」に関するインターネット調査を4月1日~5日に実施し、1万246件の回答を集めた。
マイボイスコムは、インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社。今回の調査結果によると、NISAの認知率は80.7%、「内容を詳しく知っている」が23.3%、「名前は知っている程度」が57.4%。「内容を詳しく知っている」は男性で比率が高く、男性30代と男性60・70代では3割強となっている。
NISA認知者にNISAについて知っていることを聞いたところ(複数回答)、「非課税対象は、株式や投資信託の値上がり益や配当金(分配金)」「口座開設は原則1人1口座」「非課税期間は、投資した年から最長5年間」が4割前後。「現在の制度は2023年まで。2024年~5年間は新制度に変更」の認知率は8.0%と低い。女性10~50代では、「いずれも知らない」が3~4割強となっている。
NISA口座の保有者は28.5%。「NISA口座で投資を行っている」が21.6%、「NISA口座を保有しているが、投資はしていない」が6.9%。NISA口座保有者が開設している金融機関は、「SBI証券」が22.4%、「楽天証券」「野村證券」が各10%台。「SBI証券」は男性若年層、「楽天証券」は若年層、「野村證券」は高年代層で比率が高くなっている。
NISAの利用意向率は28.6%で、過去調査と比べて微増。NISA口座で投資をしている人では9割弱、NISA口座を保有しているが投資はしていない人では4割弱、NISA口座を保有していない人では1割となっている。