2020年05月13日 16:33

入江明正堂は、テレワークの拡大など、多様化する印鑑のニーズに応えるため、在籍する一級印章彫刻技能士による手書きの印鑑画像を、5月31日までの期間限定で無料で制作・提供する。
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、テレワークが広まる昨今、電子印鑑の需要が高まっている。しかし、現状の電子印鑑はフォントを使用したフリーソフトや電子契約サービスで作成されるため、独自性の損なわれるデザインであり、また利用者自らが作成する場合も多く、必然的にデザイン性が下がってしまう。
今回入江明正堂が提供する印鑑画像は、一級印章彫刻技能士による手書きで制作される、唯一無二のデザイン。もちろん、電子契約においては電子署名が重要視されるため、手書きの電子印鑑ならセキュリティが十分ということはないが、今後の社会でも、例えば機密性の低い回覧や事務の書類など、ケースバイケースで電子印鑑は活躍する。今回制作するのは、個人の認印デザイン(苗字のみや、苗字+名前の一文字目など)で、書体は手書きの風合いが顕著に表れる行書体を採用。デジタルにおいても、唯一無二の特別な印鑑をデザインする。
入江明正堂は、大正9年に創業した広島のはんこ屋。職人の手で描き、手で彫刻する高品質な実用印章・落款印などを制作・販売しているほか、ゴム印やシャチハタ、軽印刷なども取り扱っている。創業100年を迎える同社は、紙と電子どちらの場面においても、デザイン性の高い印鑑を提供することで、これからのデジタル社会を彩る従者でありたいと願っている。