2020年05月12日 18:55

こゆ財団は5月1日より、ふるさと納税を通じた農業支援を目的として、オフィスにタペストリーの掲示を開始した。これは、こゆ財団がプロデュースする「こゆデザインスタジオ」(新富町富田東)のブランド推進室長・中山雄太さん(地域おこし協力隊)がデザイン・制作したもの。

新型コロナウイルスによる外出自粛や飲食サービスの制限により、新富町では生産者も大きな打撃を受けている。そこでこゆ財団では、地域おこし協力隊と連携し、クリエイティブやデザインの力を活用してふるさと納税を通じた農業支援を強化し、地域の産業を守ることに尽力している。こゆデザインスタジオの中山さんは、2019年に新富町に移住してきた1人。新富町を知り魅力を発見するたびに、撮影した写真や動画とコメントを継続的にSNSで発信している。

今回制作したタペストリーは、「ふるさと納税」と「農業支援」の2種類で、ともに町内の農業シーンを切り取ったものを採用した。「ふるさと納税」では、町の新たな特産品・国産ライチの写真を使用。「農業支援」では、町で盛んなキュウリの施設園芸(ビニルハウス)栽培の写真を使用している。

このタペストリーを通じて、町の主幹産業は農業であり、ふるさと納税制度で地域経済に貢献していることを表現。タペストリーは、こゆ財団オフィスのショーウインドー内に掲示され、通行する町民、登下校中の子どもたちが目をとめている。