2020年05月07日 07:44

銀座仁志川は5 月より毎月1 日に「銀座に志かわ千社札:別名・朔日札(ついたちふだ)」と名付けたシールを全国の店舗で、食パン購入者に対して無料配布する。(初回のみ5月13日から配布)。

原型は神社仏閣の柱や天井に貼ってある「千社札(せんしゃふだ)/納札(のうさつ)」と呼ばれる紙の札。これが近年になって「ミニ千社札シール」として、花柳界の舞妓や芸者衆の間で広まり、落語や歌舞伎、芸能界でも愛用者が増加。同時にこれらのコレクターも出現している。銀座に志かわではこれを月の始まりを告げる銀座に志かわ千社札(朔日札)として、毎月1 日に全国の店舗で各店舗1000 枚を食パン購入者に対して無料配布する。銀座に志かわ千社札の制作は「ミニ千社札シール」の発案者であり、第一人者である橘右之吉さんに依頼。月々にあったテーマと想いを図案と文字に書き込んでもらう。

古来、日本人は夏至、冬至、春分、秋分に代表される1 年を24 等分した二十四節気やそれを補う土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの雑節を生活の中に取り入れ、自然のリズムとともに暮らしてきた。それがいつしか、近代化、デジタル化、さらには地球温暖化による気候変動が押し寄せ、生活の中から暮らしのリズムが失われつつあった。いま日本人に必要なのは生活のリズムを取り戻すことだと考える。毎月変わる「つけ味」。5 月のテーマは「菖蒲」となる。

「銀座に志かわ千社札」は毎月1日より1000枚限定配布、初回のみ5月13日。