2020年05月01日 17:59

こゆ財団が活動をコーディネートしている新富町地域おこし協力隊が、地元野菜をふんだんに使ったメキシコ料理(タコス)の手作りキットを開発した。

これは、立ち飲みスタイルのワイン&メキシカンフードバー「ナナブンノニ」(宮崎県児湯郡新富町)で商品開発を行っている地域おこし協力隊が手掛けたもの。2020年4月28日に関係者試食会を開催しており、5月中にはこゆ財団を通じてテイクアウト販売を開始する計画となっている。

新富町内には全国チェーンの大手ファストフード店がなく、外食はイートインが主体だった。一方で、感染症拡大によりニーズが拡大しているテイクアウトについて、現在町内でも多くの飲食店が対応をはじめており、テイクアウト市場が確立しつつある。こゆ財団もいち早くテイクアウト情報を普及拡大させるべく、町内飲食店が提供するテイクアウトメニューをまとめたFacebookイベントページ「宮崎県新富町テイクアウト情報」を開設。役場や地域団体と連携を図りながら、売上減少に苦しむ飲食店の支援を展開している。

地域おこし協力隊による地元野菜を使った今回の商品開発もその一環で、こゆ財団では協力隊2名と連携して5月中旬をメドに一般販売を軌道に乗せたい考え。こゆ財団では今後も多様な出自と経験を持つ地域おこし協力隊と連携し、地産地消を軸とする新しい町の食文化を開拓する。