2020年05月01日 15:05

主婦の友社は、4月30日、「子どものうつがわかる本 早く気づいてしっかり治す」を発売した。

子どものうつ病が増えている。子どものうつには「腹痛、食欲不振など、体調として現れる」「かんしゃくを起こす」「イライラしやすい」「朝なかなか起きられなくなる」など、特有のサインがある。また、子どものうつは発達障害から発することが多いこと、学校でのいじめや親の虐待などの経験が、うつ病につながることも知られるようになった。子どもがうつになった場合、早く気づいて適切な対応を行わないと、回復が遅れて病気が重くなるおそれがある。

子どものうつに適している「認知行動療法」とは、カウンセラーとの心理相談を行いながら症状の回復をめざす心理療法。「認知療法」と「行動療法」のふたつを合わせたものだ。認知療法は、たとえば「自分はダメだ」「できない」などといった否定的でネガティブな「心のクセ」に気づき、「ダメとはかぎらない」「できることもある」とポジティブに積極的に変えていくもの。いっぽう行動療法は「いつもより10分だけ早く起きてみる」「これまでとは少し違う遊びをしてみる」などと、できるところから少しずつ、毎日の行動を変えていくもの。本書では、認知行動療法の実際のようすや、それにより回復した子どもたちの実例もたっぷり紹介。子どものうつのサインに早く気づき、適切な方法でしっかり治療し、本人も家族も幸せで前向きな毎日を取り戻すための1冊だ。

価格は1500円(税抜)。発売日は4月30日。

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