2020年04月30日 12:40

日本ストライカーは、5月上旬から「エマージェンシー リリーフ ベッド」を全国の医療機関ならびに臨時の医療施設向けに提供を開始する。

日本ストライカーは、整形外科、外科、脳神経外科、脳血管内科、耳鼻科、口腔外科、形成外科、泌尿器科等、様々な診療科目で使用される医療機器を取り扱うグローバル企業、ストライカーコーポレーションの日本法人。

「エマージェンシー リリーフ ベッド」は、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大によるベッド需要の高まりに対応するため、ストライカー社が3月に開発した。現在は1週間に1万台以上を生産する体制を整え、世界中の医療機関へ提供している。新型コロナウイルス感染症では急性呼吸不全が発生し人工呼吸管理が必要になる事がある。同製品は、背上げ角度を30度を含む5段階に設定可能で、患者を支える厚さ15cmのマットレスや、スムーズな移動のためのキャスターを備えている。また、マットレスはアルコール消毒に対応するナイロン素材を採用し、ベッドフレームは迅速な運搬・導入のため組み立て式の設計だ。日本でも同感染症対策のためのベッド需要が急激に高まったことを受け、海外生産拠点から緊急輸入することとした。

新型コロナウイルス感染症の罹患者数の増大に備え、医療機関での増床に加えて、すでに複数の自治体において、臨時の医療施設の開設が計画されている。日本ストライカーでは、各地の医療機関や地方自治体と連携してこうした喫緊の医療ニーズに対応することで、新型コロナウイルス感染症の早期収束および医療関係者の支援に貢献していく。

受注開始日は5月1日。

日本ストライカー