2020年04月27日 17:48

主婦の友社は、「藤井恵 繰り返し作りたい定番料理」を発売した。

料理家生活20周年を迎えた藤井恵さん。「20代のころ、本当は基本をくずしたアレンジ料理が苦手でした。大学にいたころから基本の料理を繰り返し作ってきた私にとって、得意なのは定番の味。おしゃれな料理を作れるようになりたいと、きんぴらのイタリアン風のようなちょっと風変わりなものを、いつも違う味つけで家族に作っている時期もありました。でも、ある日、取材で『お母さんの好きな料理は何?』と聞かれた娘が、『わからない』と答えるのを聞いて、これではいけないと思って… それ以降、昔ながらの定番の料理を、繰り返し作って出しています。お母さんの味を覚えてもらえるように」。

おいしい料理の数々は、どうやってうまれているのか。「学生時代に習った調味パーセントという考え方で味つけをしています。数字であらわすことによって、誰でも同じ味の料理を作ることができるようになります」という藤井さん。調味パーセントとは、調味料の分量を、材料の重さに対する割合(%)であらわした数値。料理の味を大きく左右する塩分や糖分は、調味パーセントを考えて計算しているのだとか。塩分は、塩の分量。糖分は砂糖の分量。しょうゆやみりんは、塩や砂糖とは塩分や糖分が違うため、換算して使う。

藤井恵 繰り返し作りたい定番料理」は本体1500円+税。4月24日発売。電子書籍あり。

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